政策③:育児支援

両親の不安や悩みの対応

 現在、少子高齢化社会の中核家族化が進んでおります。初めての子育てで不安や悩みを抱えている方は多いと思いますが、その中でサポートを必要としている方も多いのではないでしょうか。
 昔は、両親、祖父母等、人で囲まれている家庭が多く、子育てへの不安は少なかったと思います。現在は、協力者がいないことで自分の時間が持てなかったり、教育方針やしつけ方がわからなかったりする方もいると思います。また、仕事と家事の両立についての悩みを抱えている方もいると思います。
 不安を解消するための情報提供や幼稚園・保育園とのタイアップ。幼稚園・保育園に通っている親御さんを対象にするのはもちろんですが、通っていない子供の親御さん達も集まって話せるような場所の提供が必要ではないでしょうか。
 2016年に十和田市では『子供・子育て支援課』が創設されました。
 『子供・子育て支援課』は、市役所のそれぞれの課だけではなく、外のNPOや幼稚園・保育園・小学校など各種団体のつながりを持っている拠点である必要があります。十和田市で安全で安心して子育てを出来る環境を作っていきたいと思っております。
 このような育児支援を図り、少子高齢化の時代を乗り越えていかなければならないと私は考えます。

イクメンの組織化

 子供を保育園に通わせてみて思うのですが、保護者会はあるけれど、子育ての不安を共有できるような組織化されたものがないと思います。
母親は保育園へ通う時・帰る時に親・先生同士で話したりして情報共有をしているのだけど、父親はそのような風土はなく挨拶程度で終わっているのが現状です。
 今現在、少子化はどんどん進んでいます。国では2030年には1.82人の出生率を定めています。今現在、1人っ子の家庭が多く、子育ての不安を相談する場所がない、わからないなどの「子育て難民」がとても増えていきます。そういった中で父親の男性育児の意識を高める事がこれからはとても大切です。
 昔は、男性は会社、女性は育児と決まっていた時代もありましたが、今はそういった時代ではありません。
 啓発活動を含めて、父親が子育てへ参加し共有し、幼稚園・保育園や市役所へ意見を言えるような組織を作り、今まで以上に子育て支援を盛り上げていける環境作りが必要です。
 その先を見てのイクメン組織化が必要ではないでしょうか。もちろん父親・母親と手を繋げて進めていかなければならないし他の団体とも手を繋げて進めていかなければなりません。
 女性が安心して子育てできる為の最速で経費のかからない究極の手段は男性が育児に参加すること。男性をイクメンにすることではないでしょうか。
母親が育児と仕事を両立できるようになれば、今度は2人目3人目の子供を産む事になったとしても不安なく子育てができます。
そして、夫が妻を支える事で夫婦仲が良くなり、出生に繋がるでしょうし、妻にとって夫は最も優れたパートナーになります。
そういう意味でもイクメンの推進・イクメンの組織化は今の時代に必要です。

要支援児童について

 私は幾つかの学校や教育施設に子供の教育について何度も質問してきました。その中で一番気になったのが、要支援児童のサポートのことで現場が悲鳴を上げているという事でした。
 日本の教育が抱える大きな問題の一つに、従来から知られる障害のある児童生徒に加えて、学習活動上の支援が必要な子ども達が増えていることがあります。統計データを見ると、少子化が進んでいる中、要支援児童の数は10年前の3倍となっております。十和田でも年々増えています。そういった要支援児童への対応として特別支援教育支援員を増やしていかなければなりません。

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